2026/06/30 13:51

【今見て欲しい服】深みのある色を、軽い素材で。



装いの印象は、色と素材のコントラストが大事だとはなれは考えています。

淡い色は軽やかで爽やかですが、ともすると物足りなく見えたり、子どもっぽくまとまってしまうことも。 

一方で、ブラックやネイビー、ブラウンといった深みのある色は、それだけで装い全体に落ち着きと品をもたらしてくれます。

ただ、深い色は「重く見える」「暑そう」と敬遠されがち。 そこで鍵になるのが、素材です。

軽くて風を通す生地に深い色を落とし込めば、見た目は引き締まるのに、着心地はあくまで軽快。 色で大人の余裕を、素材で快適さを。 その両方を欲張れるのが、今回ご紹介する4着です。



1. TRAINING WORK SHORTS/結-yui-

コットン・リネン・ラミーの混紡糸で織り上げた、ヘリンボーン生地のワークショーツ。 「中白染め」によって、ブラックでありながら奥行きのある、ニュアンスに富んだ色に仕上がっています。

軽くさらりとした穿き心地ながら、深いブラックが効いて、ショーツでも子どもっぽくならないのが魅力です。

ここで、店主からひとつ提案を。 ショーツには、あえて長袖を合わせてみてください。

半袖とショーツの組み合わせは軽快な反面、どうしてもスポーティに、アウトドア寄りに振れてしまいがち。 そこに長袖のシャツやベストを重ねると、肌の見せ方にメリハリが生まれ、一気に大人の落ち着いた佇まいになります。

深い色のショーツだからこそ、上半身をきちんと見せる着こなしがよく似合う。 膝下を軽く、上半身に落ち着きを。 そのバランスが、ワークショーツを一段品よく見せてくれます。


2. リメイクイージースラックス2

信頼するリメイカーに依頼してつくる、一点もののイージースラックス。 上質なドレススラックスを、ウエストをイージー仕様に仕立て直した一本です。

ドレススラックス由来のきちんとした顔つきと、深く落ち着いた色合いはそのままに、穿き心地はイージーパンツのように楽。 一本で、品とリラックス感を同時に手に入れられます。

仕立て直しならではの一点ものなので、出会いは一期一会。 きれいめにもラフにも寄せられる、着回しの効く深色スラックスです。


3. CARDIGAN SHIRTS/結-yui-

シャツとカーディガン、両方の表情を持つ羽織りもの。 ネイビーとブラウンのプレイド(チェック)が重なり合い、深いトーンの中に奥行きが生まれています。

生地は、二枚のガーゼを重ねたダブルガーゼ。 ふんわりと軽く、肌離れが良いので、暑い時期の羽織りや冷房対策にも心地よく使えます。

前を開けてシャツのように、ボタンを留めてカーディガンのように。 一枚で何通りにも着回せるので、手持ちのコーディネートの幅がぐっと広がります。

深い色のチェックは甘くなりすぎず、メンズ・レディースを問わず取り入れやすい一着です。


4. 2 BUTTON VEST/結-yui-

リネン素材に「硫化染め(サルファーダイ)」をほどこした、2ボタンのベスト。 均一になりすぎない深く渋いブラックは立体感があり、着るほどに少しずつ表情を深めていきます。

リネンならではの軽さと通気性で、ベストでありながら重たく見えないのが嬉しいところ。 Tシャツの上にさっと一枚重ねるだけで、装いが見違えるように引き締まります。

足し算で飾るのではなく、羽織るだけで一着が完成する。 コーディネートに迷ったときほど頼れる、深い色のリネンベストです。


色と素材から、服を選ぶ。

色で、装いに落ち着きと品を。 素材で、軽さと心地よさを。

深い色は重く、軽い素材は頼りない——そんな思い込みを、この4着は気持ちよく裏切ってくれます。 引き締まって見えるのに、着心地は軽やか。 その心地よいギャップこそ、色と素材から選ぶ服のいちばんの楽しさです。

ご紹介した4着は、いずれも途ビルの店頭とオンラインストアでご覧いただけます。 サイズや着こなしのご相談も、店頭・DMでお気軽にどうぞ。


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